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2017.06.04 Sunday
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    奈良県の母体搬送体制ニュース

    2006.10.17 Tuesday
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      奈良県の周産期事故ニュースの第1報です。
      17日のニュースステーションの聞き書きです。
      妊婦が何で、ここまで、考えて産院を選ばないといけないの?・・・と不安になってしまいますが、医療体制を整えるためには広く地域全体の協力が必要ですから、多くの方がこの事実を知って、自分にもできることをしていって欲しいと思いました。 

      〜以下 ニュースの聞き書きです〜 

      分娩中に意識不明となった母親が
      医師の判断ミスで放置され
      その後も18もの病院から受け入れを拒否されていたことが分かった

      夫「助けてあげれたのに・・・助けてあげられなかったという思いがものすごく強いです
      (息子は)ぐずっても、母の遺影の前に座ったら機嫌が良くなったりします」

      母子が対面することはついになかった
      赤ん坊を見ることも抱っこすることもなかった

      夫「どこの病院でもいいから
      ベッドなくてもいいから・・・
      命を大切にして欲しいと言いたい
      たとえ本当に結果が同じであれ、
      仮に亡くなったとしても
      適切な処置をしていてくれてたのであれば
      僕はもうありがとうございましたと病院に言えるのに
      あまりにもひどい状況だったので
      そんなこといわれても納得いきません」

      8月7日
      予定日をすぎた41週目で出産のため入院した
      深夜 頭痛が起き、容態が急変した
      0時15分に意識不明に陥った

      担当医師は陣痛による頭痛から失神したと判断
      1時過ぎに痙攣が起き、痙攣を和らげる薬を処方

      判断ミスが続く形で
      1時50分頃 痙攣がとまらず、
      対応できないと県立医科大学付属病院に受け入れを打診した。
      しかし 大学付属病院は母体治療用ベッドが満床で受け入れで着ないと断った。
      大学付属病院で受け入れ先をさがしたが拒否する施設が相次いだ。
      大学付属病院の医師「オペ中とか、緊急出産中だということで搬送できなかった」

      さらに1時間30経過した午前四時半ごろ
      国立循環器医療センター(大阪府吹田市)が受け入れ可能だと分かった 実に19番目の病院だった。
      大淀から搬送先までは60キロもある
      1時間かけて国立循環器医療センターに搬送された
      センターでは脳内出血と診断され 緊急手術と帝王切開が行われたが、母親は8日後に息をひきとった。

      夫「病院の受け入れ先がなかなか見つからなくて
      もっと早くみつかれば
      もっと早かったら処置を受けれて
      命だけは助かったのではないかなと思います」

      脳内出血を単なる失神とかたづけた産科医

      夫「僕が付いた頃ころから嘔吐していたんですが
      突然 12時14分にものすごく頭痛を訴えてそのまま意識がなくなりました。何度も吐いて、何度も単なる失神でしょうと言われて、そのまま1時間半放置されました・・・
      意識がなくなって 1時45分まで間で何していたと聞いたら
      仮眠室で寝ていました。と言われて
      あまりにも妻がかわいそうでもう言葉もなくて」

      町立大淀病院は会見を開いた

      転送先を探している間に、 
      当直内科医が脳の異常の可能性を指摘CTを撮ることを主張したが、
      子癇の疑いを一番強く考えて担当産科医が
      動かすことで悪影響が出るのはいやだと拒んだという。

      院長会見「結果からみれば判断ミスと考えます

      脳内出血を子癇と判断ミスをした病院だが、こう釈明をした。

      院長「しかし、やはり両方に対応できる施設でなければ無理だったと考えております。」
      記者「こちらの病院で無理だということですか?」
      院長「その時間帯では無理です。」

      板橋中央総合病院 産婦人科 森田豊部長 のコメント
      「仮に子癇発作だとしても、その後にCTスキャンを撮ることは義務だと考えられます。」

      奈良県では重症患者の受け入れ体制が整っておらず、県外への搬送が常態化していた
      2003年 母体搬送166件中 県外へ49件 (29.5%)
      2004年 母体搬送207件中 県外へ77件 (37.2%)

      板橋中央総合病院 産婦人科 森田豊部長 のコメント
      「重症な患者さんを受け入れることで、母体死亡新生児死亡が
      次の病院で起きる
      言葉が悪いですが訴訟にまきこまれるという可能性があり、医療機関はナーバスになっていると言えます
      訴訟全体の5%というきわめて高い割合になっていますので」

      医師の判断ミス
      結果的にはたすけられなかったという釈明
      不十分な受け入れ態勢

      夫「この奈良県の母体搬送システムを改善していただいて
      満床なんか人の命がなくなったらたまりません
      お母さんはちゃんと死んだ意味を残してくれたよ
      立派何お母さんだったよと伝えていこうと思います。」
      お産情報レポートcomments(13)trackbacks(2)|-|-|by usiki@篠ノ井

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      2017.06.04 Sunday
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        コメント
        8年半前に奈良中部の公立病院に切迫早産で入院しました。
        その当時も医師に
        「早産となったとき、(奈良)県立医大や(奈良)県立病院に受け入れてもらえなかったらヘリで京都や滋賀の受け入れてもらう病院に搬送するから」
        と言われました。NICUがある病院は当時この2病院で、今も変わっていないようです。
        この件もこの2病院に拒否されて他府県の病院を当たったと推測されます。
        そのころから全く救急時の産婦人科医療のあり方が変わっていないのだと、本気で国は少子化政策に取り組む気があるのかと疑わざるを得ません。

        |みずほ|2006/10/18 1:11 AM|
        この病院はベッド数17床で常勤医師は1人。大学からの非常勤医師の応援2名で診療に当たっているようです。(HPを見ると)
        この事件は、産婦人科医は仮眠を取るなということではないと思います。施設間連携の体制作り(搬送体制)がとても大切だということに認識が広がっていって欲しいと思いました。県立こども病院が医療ヘリとDrカーで搬送受け入れしている長野県は恵まれている方で、今回の事故がおきた奈良県のほかにも秋田県など、高次医療体制が確立しておらず県外搬送にも頼っている県は複数あるそうです。
        |うしき@篠ノ井|2006/10/18 1:17 AM|
        >転送先を探している間に、 
        当直内科医が農の異常の可能性を指摘CTを撮ることを主張したが、
        >弛緩の疑いを一番強く考えて担当産科医が
        動かすことで悪影響が出るのはいやだと拒んだという。

        ただの誤変換ですが、
        農→脳
        弛緩→子癇

        つまらないこと言ってすみません。
        |shy1221|2006/10/18 4:46 AM|
        shy1221さま
        管理人です。御指摘ありがとうございます。早速誤字を直しました。m(_ _)m
        |usiki@篠ノ井|2006/10/18 9:59 AM|
        いや、まだ至るところ弛緩しまくってますけど・・・
        |shy1221|2006/10/18 11:15 AM|
        ホントに、切ない状況ですね。
        何しろ命が大切。なはずです。
        お父さんが言っているように、たとえ、亡くなったとしても・・最善の処置をしていただいたのだから・・・と思えるようにしなきゃいけないですよね。

        もちろんドクターもがんばっています。
        病院が、訴訟とかを恐れて、メンツとかを守るんじゃなくて、
        命を守ってもらいたいですね。
        |runa2tomo|2006/10/18 11:55 AM|
        産科・小児科の医師が減っている以外にも、

        脳外科医も減っている
        麻酔科医も減っている

        ここまでご存知の方って、どれくらいいらっしゃるのでしょうか?
        脳外科医も麻酔科医も減っていることは今までにも何度か
        新聞に載っているはずなのに。

        大淀病院には脳外科の常勤医が一人だけです。
        大淀病院には麻酔科医の常勤医がいません。
        CTは放射線を多量に使います。
        以上のことから、マスコミが大淀病院の医師を責めるのは
        酷ではないかと思います。

        おそらく、奈良の医療は悪化を辿っていくことでしょう。

        うしきさん、今度は産科医療についての現状を中立な立場で
        しっかり検証するように某新聞社に打診してみてはいかがでしょうか?

        |mo|2006/10/18 1:10 PM|
        続報です
        奈良県警が業務上過失致死の捜査を行っているようです。
        今年に入って奈良県内の産科にガサ入れされたのは大和高田市に続いて2回目になりました。


        |mo|2006/10/18 1:25 PM|
        はじめまして。都内の二児の母です。私もこの春長男を産み、その後原因不明の高熱が3週間下がらず寝たきりで苦しんだので、亡くなられたお母さんの無念さを思うとつらいです。残されたご家族の方や、物言えない赤ちゃんの為、このような事件が未来永劫なくなるために微力ながら何かできることはないでしょうか・・。
        |ヤスエ|2006/10/18 2:45 PM|
        産婦人科医の判断ミスは重篤だと思うけど、この妊婦には助産師も看護師も関わっていたはず。
        産婦人科って、産婦人科しか経験が無い看護師及び助産婦が多い。人の命に関わる急変に直面した経験が少なかったり、中には1度も経験したことが無い人も沢山いる。
        脳内出血をしてたら、意識消失や痙攣以外にも特殊な症状が出てたはずで、子癇と見分けるすべはあったはずだと思う。
        内科医の打診があった訳だし、脳内出血を疑う症状を看護師や助産師が医師にきちんと報告していれば、仮眠をしてて急性期を見てなかった医師も、自分の判断を考え直す事が出来てたかもしれないと思ってしまう。
        |ニャー|2006/10/18 9:34 PM|
        患者さんは予定日超過で入院し、入院当日からPGE2の内服で分娩誘発されていて、当日の午後に服薬を終了、自然に経過観察していたところ、準夜帯から自然陣発したとのこ とです。ところが、午前0時頃に突然意識消失のような症状が出現したため、産科当直医が院内の内科当直医に診察を依頼し、内科医の診察を受けました。
        内科医が対光反射や一部の神経学的所見を診たところ、意識レベルが低い(痛み刺激には反応あり)ものの他の異常所見が無く、また陣痛発作時には産婦が声を上げて痛がるなど したため、産科医と内科医で「陣痛発作に伴う失神だろう」と判断したとのことです。この際に「内科医がCT検査を行うことを主張したが産科医が拒んだ」などと報道されてい ますが、両者の間でそんな押し問答のようなやりとりはなかったようです。その時点では血圧は正常で、子宮口も4cm程度開大していたため分娩経過を診ることになり、産科医 は当直室に戻ったとのことです。

        しかし、その約1時間半後に痙攣発作が生じ、この時点では血圧が180前後まで上昇していたため、産科医が子癇発作と判断し、マグネゾールを静注して奈良医大病院に搬送を 依頼ました。ところが、奈良医大の産科病棟が陣痛待機室のベッドまで入院患者が溢れるほど満床であったため受け入れることができず、また、容易に搬送先が見つかりませんで した。大淀病院の産科医の先生はいつでも搬送できるよう、今か今かと「受け入れ先が見つかった」との連絡を待ちわびていたらしく、CT検査ももちろん考えたようですが、( 今、患者を動かして再発作を起こしたら母児ともに危険かもしれない)(CT検査に行っている間に搬送先が見つかったと連絡が来るかもしれない)など考えて躊躇されたようで す。苛立つ家族に囲まれ、産科医自身も大阪の高次医療機関に数件電話するなどしたようですが、全て断られたとの事でした。最終的に搬送先が見つかったのは、搬送を申し入れ てから二時間余り過ぎた後でした。

        |はっとくね|2006/10/18 11:13 PM|
        当夜の当直は外科系は整形外科医、内科系は内科医、産婦人科は奈良医大から派遣の当直医。
        患者さんは午前0時に頭痛を訴えて失神、ただ痛みに対する反応(顔をしかめる)はあった。産婦人科当直医は念のため内科当直医に対診を依頼、内科医は「陣痛による失神でし ょう、経過を見ましょう」ということになった。しかしその後強直性の痙攣発作が出現し、血圧も収縮期が200mmHgになったので、子癇発作と判断、マグネゾールを投与し ながら産婦人科部長に連絡した。部長は午前1時37分、連絡してから約15分程で病院に到着。以後二人で治療にあたったが、状態が改善みられないため、午前1時50分、母 体搬送の決断を下し、奈良医大へ電話連絡を始めた。
        午前2時、瞳孔散大を認めるも痛覚反応あり。血圧は148/70と安定してきた。この時点で頭部CTも考慮したが、放射線技師は当直していないし、CT室が分娩室よりかな り離れたところにあること、患者の移動の刺激による子癇の重積発作を恐れ、それよりも早く高次医療機関をさがして搬送するほうがよいと判断、電話をかけ続けたが、なかなか 搬送先がみつからない。
        午前2時30分、産婦人科部長が家族に状況を説明、そのあいだにも大淀病院の当直医や奈良医大の当直医は大阪府をふくめて心当たりの病院に受け入れ依頼の電話をかけつづけ た。家族はここで「ベビーはあきらめるので、なんとか母体をたすけてほしい。ICUだけがある病院でもいい」と言ったので、NICUを持たない病院にまで搬送先の候補をひ ろげ、電話連絡をとろうとした。家族も消防署の知り合いを通じ、大阪府下の心当たりの病院に連絡をとって、受け入れを依頼した。この頃には産科病棟婦長(助産師)も来院、 手伝いはじめてくれた。大淀病院看護師OGで患者さんの親戚も来院し、多くの人が集まり始めた。けれども受け入れてくれる施設が見つからない。担当医は当直室(仮眠室)か ら絶望的な気分になりながら電話をかけ続けたし、大学の当直医は大学の救命救急部門にまで交渉に行ったが子癇は産婦人科の担当で、我々は対処できないと言うことで受け入れ 拒否された。午前4時30分、呼吸困難となり、内科医が挿管したが、その後自発呼吸ももどり、サチュレーションは98%と回復した。その後すぐに国立循環器病センターが受 け入れOKと連絡してきたので、直ちに救急車で搬送した。患者さんは循セン到着後CT検査等で脳内出血と診断され、直ちに帝王切開術と開頭術をうけたが、生児は得られたも のの脳出血部位が深く、結局意識が戻らないまま術後8日目の8月16日死亡された。

        |はっとくね2|2006/10/20 2:04 AM|
        大淀病院は3月いっぱいで産科を休止するそうです。
        予想されたことなので、今更驚くまでもないのですが・・・


        |大淀病院産科休止|2006/12/22 6:25 PM|









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        転送拒否続き妊婦が死亡 分娩中に意識不明
        コメント(私見): 周産期医療は、助産師、産科医、新生児科医、麻酔科医などの大勢
        • ある産婦人科医のひとりごと
        • 2006/10/18 2:10 AM
        奈良県警が業務上過失致死容疑で捜査へ 妊婦死亡問題
        コメント(私見) 母体搬送の受け入れ要請を拒否した病院は計19病院(奈良県の2病
        • ある産婦人科医のひとりごと
        • 2006/10/19 12:12 AM
         
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